小牧市街地にそびえ立つ小牧山。そして、その頂上にある城。
「小牧城」「小牧山城」と呼ばれていますが、そもそも違いは何?どっちが正解なの?と思っている方もいると思います。
結論から言うと、どっちも正解です。
厳密には織田信長が建てた城が小牧山城で、現在の城は小牧城
元々は織田信長が1563年に建てた城が小牧山城、現在建っている城が小牧城とされていました。
現在建っている城は「小牧山歴史館」という資料館でもあり、1967年に地元の実業家である平松茂氏によって建てられた模擬天守です。
織田信長が建てた当時の城と平松茂氏が建てた現在の城を区別するために、小牧山城と小牧城の2種類の呼び方が使われていたと窺えます。
正式に決まっているわけではなく、どっちで呼んでも構わない
これはなぜかというと、先述した通り現在建っている城は現存天守ではありません。正式名称は「小牧山歴史館」だからです。
とはいえ、小牧山歴史館と呼ばれることはなく、「小牧山城」「小牧城」と呼ばれています。どちらの呼び方でも現在小牧山の頂上に建っている城の事を指します。
最近、小牧市は小牧山のPRに力を入れていますが、小牧山城と呼んでいます。
人によって呼び方は違いますし、好きな方の呼び方で問題ないという事です。